コンサルティングファーム経験者インタビュー 若松 誉典さん

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コンサルティングファーム経験者インタビュー
コンサルティングファームに転職し、中長期戦略戦略立案などを経験したスキルを活かして、事業開発等でご活躍されている若松 誉典さん(40代男性)に、転職後に苦労したことや、現在のキャリアにおいても活かされているビジネススキルなどについてお話を伺いました。

-現在までのキャリアをお聞かせください。
新卒で大手保険会社に入社したのですが、働いているうちに、だんだんと大学生の時に働いていたコンサルティングファームで仕事をしたくなり、転職しました。そこでは、メンタルヘルスケアサービス等の事業を立ち上げ、中長期戦略立案に従事しました。その後、アクセンチュアなどで新興企業や農業、環境といった新しい課題領域のプロジェクトを担当し、現在はコンサルティング業務と並行して新規事業開発も進めています。

-コンサルティングファームに入社を志望した動機は何でしょうか?
将来的に事業を立ち上げようと思っていたので、まず初めに、企画力を身に付けようとコンサルティングファームへのキャリアチェンジを決意しました。事業会社だと経営の一部しか中々見ることが出来ないので全社経営を理解することが難しい。一方、コンサルティングファームはクライアントの経営課題を解決するために日々経営者へ企画を提案することが出来ますし、速い決断力かつ総合的に経営を判断する力を養うことが出来るので、ファームへの転職は社外での力試しという意味でもありましたね。

-ファームへの入社に向けてどのような対策・事前の準備をしていましたか?
特に独自の練習法というものはないのですが、webや本を参考に多様な種類のケーススタディを反復練習していましたね。インターンシップ生として働いていた経験があったとしても、人事は贔屓目で審査してくれることはないので(笑)レジュメを書く練習もしてましたが、事業会社での経験が活きていたみたいで、特に苦労せずに済んだのは助かりました。それと、単にファームに入ることが目的にならないように、入社後どのように活動していきたいか、目的、目標をもって活動する意思決定を固めたうえで面接に臨んだのは良かったです。

-ファームでのファーストプロジェクトで苦労したことなどを教えてください。
求められるスピード感がとにかく速いことに苦労しましたね。今まで1時間でつくっていた資料を20分で終わらせなければいけなかったりとかするんです。他には、今持っている情報から最適な解を一日ごとに導き出さなければならないのは大変でした。思考スピードも、物事の進み具合も非常に速い。技術的なスキルも必要で、PowerPointやExcelは使えるのが当たり前として仕事が振られるので、思考上だけでは勝負が出来ないのは厄介でしたね。

-ファームで身につく(大切な)キースキルとしてどのようなものが考えられますか?
プロジェクトを進行するうえで必須とされる、クライアントの仕事を理解する力が身につきました。技術的なスキルで言えば、シミュレーションモデルをエクセルで作れるようになることやスライドを使い慣れることですね。それが出来たうえで、ロジカルシンキングが鍛えられるようになっていきます。

-ファームでの経験がその後のキャリアにどのように役立っていますか?
毎日のように仮説思考で結論を出していたので、思考スピードが非常に速くなりましたね。目的に沿った情報の取捨選択を繰り返していた経験は、課題を論理的かつ構造的に理解できる力になってます。一過性の情報だから気にしなくても良い情報だとか、情報が錯綜していても、ある程度適切な判断ができるようになりましたね。分析的な視点で物事を捉える力は事業を構想する上で非常に役立ってます。

活躍している人そうでない人の違い
コンサルをやっていると、自分の意見が正しいのだと押しつけてしまいがちになりますが、活躍している人は他者と自身の論点を構造化して整理でき、それぞれの論理構造を認識したうえで、最良の案を提案し合意形成をとれていますね。しかも、ロジカルコミュニケーションとビジュアルで納得感ある説明が出来る人になると、必要な情報とそうでない情報を取捨選択できる純度(クリスタライズ)が高いのでスライドも分かりやすいです。

転職について迷っている方にとって貴重なお話でした。
ありがとうございました。